試験内容
Test Contents

TEST PANEL

試験は何のパネルで行われるのですか?

米国Vale Training社認定デントリペア認定技術者となるには、最低でも3つの課題をリペアし、合格する必要があります。試験対象パネルは以下のA.B.Cの3種類です。各パネルに一個ずつヘコミが作成されていますので、それらを1セッション時間内に全てリペアし合格する必要があります。 ※1セッション(試験時間)=3時間
A.スチール製ボンネット
B.スチール製ドア
C.アルミニウム製ボンネット

●試験では予めスキャンして準備された3種類のパネルを使用し、各ライセンス認定レベルに応じて定義されているサイズと深さのへこみが1個ずつ作成してあります。

TEST PANEL

試験対象パネルの固定状態

受験者は下記の状態で固定されている、各パネルのヘコミのリペアを行います。

※場合により、車輛に取り付けられた状態で試験を実施することもあります。

ボンネット(Hood)
ドアパネル(Door)

TEST FLOW

試験方式と測定方法

受験者によってリペアされた箇所は、まず「検査官の目視」によって検査されます。 次に、表面上の状態が「測定可能な許容範囲内である」と検査官が判断した場合は、 最先端の「表面不規則性測定スキャナー」(以下、スキャナー」を用いて、1/1000mm(マイクロメートル)単位でリペア箇所の高低差を測定します。 「検査官による目視検査」と「スキャナーによる測定検査」の両面からおこなうダブル・チェック方式は、公平性・公正性の高いものであり、世界各国の熟練デントリペア技術者からも高い評価を得ています。 測定結果はイメージ画像と測定数値として表れます。

※スキャナーには、あらかじめ決められた許容範囲レベルセンサーがソフトウェアにプログラムされています。

TEST PANEL

目視検査とアルティチュードマップの見え方(旧タイプ2Dスキャナーでの例)

リペア範囲(黒いシートの丸枠部分)を施工中に目視検査をおこなった際に、アルティチュードマップ(表面高低差図)上でどのように映し出されるかの例を解説します。赤い矢印のリペア部分を拡大してみました。

【左】ヘコミ作成・リペアエリア図
右:ヘコミ作成・リペアエリア図:フォグライト使用

【左】リペアエリアの接写と表面状態図:蛍光管ライトでヘコミエリアを見た場合
【右】リペアエリアの接写と表面状態図:フォグライト使用しヘコミエリアを見た場合

目視検査で見えるものは、アルティチュードマップでも上のように映ります。上のイメージ画像は、 リペア途中における測定での高低差の色別例です。矢印が示す位置がリペアエリアの高低差を映し出しています。このレベルだと、目視でもはっきり見てとれる程度の測定結果となります。 測定結果はイメージ画像と測定数値として表れます。 測定結果はイメージ画像と測定数値として表れます。

TEST PANEL

試験の様子

ドアヘコミ作成と作業風景

ドア測定

ボンネットヘコミ作成と測定風景